日本歴史地名大系 「服部遺跡」の解説
服部遺跡
はつとりいせき
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
滋賀県守山市服部町にある縄文~平安時代の大集落跡。琵琶湖に流れこむ野洲川下流にあり,中洲を中心に調査された。縄文晩期~古墳前期の集落,弥生前期の水田や中期の碁盤目状に群集した約400基の方形周溝墓群,古墳中・後期の削平された古墳と考えられる27基の周溝状遺構が発見された。周溝状遺構からは琴が出土。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
…その代表は方形周溝墓といわれるもので,方形の各辺に溝を掘り,その排土をもって盛土したものである。数基,数十基が群在することが多いが,滋賀県の服部遺跡などでは,数百基も連なって広大な土地を占める集団墓地となっている。方形周溝墓の埋葬施設の大部分は木棺で,副葬品を欠くものが多いが,まれに玉類や鉄器がみられることがある。…
…そのため,下流で南北2本に分岐していた流路にかえて,新しくその中間に人工の新放水路をつくる河川改修工事が71年に着工され,81年に完成,流域住民はようやく洪水の心配から解放された。なお,河川改修工事の際に発見された守山市の服部遺跡から,弥生時代から平安時代にかけての複合遺跡で,水田跡,竪穴住居址,木簡などが出土した。野洲川の沖積平野は古代に条里制が施行され,現在は江州(ごうしゆう)米の主産地になっている。…
※「服部遺跡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
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