木仏(読み)きぼとけ

精選版 日本国語大辞典 「木仏」の意味・読み・例文・類語

き‐ぼとけ【木仏】

〘名〙
① 木彫りの仏像きぶつ
七十一番職人歌合(1500頃か)二六番「しばしまて造かけたる木ほとけのひかりそふべき夕暮の月」

き‐ぶつ【木仏】

〘名〙
① 木を彫刻してつくった仏像。
感情の冷淡な人。情愛のうすい人。木石漢。きぼとけ。

もく‐ぶつ【木仏】

〘名〙 木を彫刻してつくった仏像。きぶつ。
正法眼蔵(1231‐53)仏向上事「炉鞴裏を透過して金仏となれり、〈略〉火焔裏を透過して木仏となれり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「木仏」の意味・読み・例文・類語

き‐ぶつ【木仏】

木彫りの仏像。きぼとけ。
感情の冷ややかな、情愛のうすい人。木石漢。
[類語]持仏仏像本尊石仏金仏

き‐ぼとけ【木仏】

木彫りの仏像。きぶつ。

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