大正・昭和初期のインド哲学・仏教学者。明治14年8月11日、岩手県に生まれる。幼名は二蔵。幼時期に酒屋に奉公に出されるなど苦労したが、やがて曹洞宗(そうとうしゅう)大学(現、駒沢(こまざわ)大学)に進み、さらに東京帝国大学を卒業して、1912年(大正1)同大学講師、1923年より教授となる。著書には恩師高楠順次郎(たかくすじゅんじろう)との共著『印度(いんど)哲学宗教史』、学士院恩賜賞の『印度六派哲学』、学位取得論文である『阿毘達磨(あびだるま)論の研究』などの学術的業績のほか、『解脱(げだつ)への道』などの啓蒙(けいもう)的な著述もある。日本における近代仏教学の開拓者の一人として活躍したが、東大在職中に50歳で没した。
[池田練太郎 2016年8月19日]
『『木村泰賢全集』全6巻(1968〜1969/オンデマンド版・2004・大法輪閣)』
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化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...
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