木醂し(読み)きざわし

精選版 日本国語大辞典 「木醂し」の意味・読み・例文・類語

き‐ざわし‥ざはし【木醂・木淡】

  1. 〘 名詞 〙 木についたままで熟し、渋味がとれて甘くなった柿。甘柿木練(こね)り。こざわし。きざがき。きざらし。きざわしがき。《 季語・秋 》 〔庭訓往来(1394‐1428頃)〕
    1. [初出の実例]「柿は枝に置て、熟せしむるを木醂(キザハシ)といひ」(出典小学読本(1874)〈榊原那珂稲垣〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android