未開(読み)みかい

精選版 日本国語大辞典 「未開」の意味・読み・例文・類語

み‐かい【未開】

〘名〙
① 花のまだひらかないこと。また、女のまだ男と通じないこと。
名語記(1275)五「未開の女の気分にちかづく」 〔郭震‐惜花詩〕
土地またはその分野がまだ開拓されていないこと。未開拓
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉五「前人未開の秘奥を発せり」
③ まだ開化されていないこと。文明がゆきわたらないこと。野蛮。
※蛻巖先生答問書(1751‐64か)中「子供の時は智恵未開なり」

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デジタル大辞泉 「未開」の意味・読み・例文・類語

み‐かい【未開】

文化・文明がまだ十分に発達していないこと。「未開奥地
土地がまだ開拓されていないこと。「未開荒野
仕事研究のある分野がまだ開拓されていないこと。「未開領域
花がまだ咲かないこと。「未開のままのつぼみ」

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