本寺(読み)ホンジ

デジタル大辞泉 「本寺」の意味・読み・例文・類語

ほん‐じ【本寺】

本山1」に同じ。
本山2」に同じ。
寺の本堂

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「本寺」の意味・読み・例文・類語

ほん‐じ【本寺】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ほんざん(本山)
    1. [初出の実例]「指る本寺无し。同くは此我が本山の末寺と寄せ成てむ」(出典:今昔物語集(1120頃か)三一)
  3. 自分が所属している寺。この寺。
    1. [初出の実例]「件の曼陀羅は本寺の重宝にてあるべきを」(出典:古今著聞集(1254)五)
    2. [その他の文献]〔周賀‐贈僧〕
  4. ある僧が本来所属している寺。
    1. [初出の実例]「檀林へ集る僧も、〈略〉人別帳は本在所・本寺にある故」(出典:政談(1727頃)一)
  5. 寺の本堂。
    1. [初出の実例]「光衡先立ちて〈略〉本寺の前におりゐつつ」(出典:竹むきが記(1349)下)

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