本田代官所跡(読み)ほんでんだいかんしよあと

日本歴史地名大系 「本田代官所跡」の解説

本田代官所跡
ほんでんだいかんしよあと

[現在地名]穂積町本田

上本田かみほんでん村の中山道沿い北側に設けられていた幕府代官所。中山道の警備も配慮した位置に置かれたと考えられる。現在も代官跡・御長屋跡・牢屋敷跡とよばれる地があるが遺構はいっさい残っていない。「濃飛両国通史」に「本田村に在り(中略)本田陣屋は元禄の初めに置かれたるものか」とある。棚橋文書によれば寛文一〇年(一六七〇)野田秀成の任官を初めとし、明和六年(一七六九)まで一〇〇年間、二〇余名の代官の在任を伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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