本葉(読み)モトハ

デジタル大辞泉 「本葉」の意味・読み・例文・類語

もと‐は【本葉】

草木の茎や幹に近い方にある葉。⇔末葉うらば
「はたすすき―もそよに秋風の吹き来るよひに」〈・二〇八九〉

ほん‐ば【本葉】

双葉のあとに出る葉。その植物の普通の形をした葉になる。

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精選版 日本国語大辞典 「本葉」の意味・読み・例文・類語

もと‐は【本葉】

  1. 〘 名詞 〙 茎または幹の、根に近いほうにある葉。⇔末葉(うらば)
    1. [初出の実例]「旗薄 本葉(もとは)もそよに 秋風の 吹き来るよひに」(出典万葉集(8C後)一〇・二〇八九)

ほん‐よう‥エフ【本葉】

  1. 〘 名詞 〙 発芽時から葉の展開を見てゆく場合、子葉に対して子葉以後出てくる尋常葉をいう。ほんば。

ほん‐ば【本葉】

  1. 〘 名詞 〙ほんよう(本葉)

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