本銭(読み)ほんせん

精選版 日本国語大辞典 「本銭」の意味・読み・例文・類語

ほん‐せん【本銭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 中世貸借元金本手。本直銭。ほんぜに。
    1. [初出の実例]「或不本銭之以前、押作所領、或雖本物、不取之、令領作」(出典:近衛家本追加‐一〇四・文永五年(1268)八月一〇日)
  3. 資本金
    1. [初出の実例]「本銭(〈注〉モトデ)の不足より起る困難の事」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「本銭」の読み・字形・画数・意味

【本銭】ほんせん

元金。

字通「本」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android