しゃくし‐かけ【杓子掛】
- 〘 名詞 〙
- ① 杓子や擂粉木(すりこぎ)などをおさめておく道具。太い竹の節ごとに、斜めに穴をあけ、そこに杓子などをさしこんで台所にかけて置くもの。
- [初出の実例]「後妻や摺子木味曾こし杓子掛 恋の中宿一段の勝手〈西鶴〉」(出典:俳諧・珍重集(1678))
- ② 江戸時代、大坂新町で、最下級の遊女の称。しゃくし。
- [初出の実例]「此君をしゃくしかけとやらん、けちとやらんいふは、あまり成悪口也」(出典:洒落本・百花評林(1747)分)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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