条斑細菌病(トウモロコシ)

飼料作物病害図鑑 の解説

条斑細菌病(トウモロコシ)

九州など温暖地で発生が増えている斑点性の細菌病。梅雨期以降に灰白色〜黄褐色、条状、長さ2〜10cm、幅3〜5mm程度の病斑を形成する。ソルガムの場合のようにはっきりとした長い条斑にはならず、やや短い斑点が多数連なって形成されることが多い。病徴は下位葉から現れるが、上位葉が侵されることはまれである。従って被害も限定され、あまり大きな問題とはならない。梅雨が長引いたときなど、高湿条件で発生が多くなる。

出典 畜産草地研究所飼料作物病害図鑑について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android