東京エレクトロン[株](読み)とうきょうエレクトロン

百科事典マイペディア 「東京エレクトロン[株]」の意味・わかりやすい解説

東京エレクトロン[株]【とうきょうエレクトロン】

技術力に定評のある電子製品の専門商社から,半導体・液晶製造メーカーとして成長し,現在,国内でトップ,世界で2位。1963年東京放送出資で東京エレクトロン研究所として設立。1970年代のエレクトロニクス産業の成長にともない急成長を遂げた。1978年現社名に変更。1980年代半ば以降,半導体装置の生産子会社化によりコスト削減につとめるとともに,本社は研究開発・市場開発に専念する分業体制を採用。本社東京。2011年資本金549億円,2011年3月期売上高6687億円。売上構成(%)は,半導体製造装置77,FPD/PV製造装置10,電子部品・情報通信機器13。海外売上比率73%。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「東京エレクトロン[株]」の意味・わかりやすい解説

東京エレクトロン
とうきょうエレクトロン

電子機器専門商社。東京放送の関係会社として 1963年東京エレクトロン研究所として設立。 78年株式の額面変更のため東京エレクトロンに形式的に吸収合併当初は VTR,カーラジオなどの輸出および電子機器の輸入を主業務としていたが,その後国内メーカーへと転換した。製品企画からアフターサービスまでの一貫体制を整え,メーカーとしても自社生産比率を 70%にまで高めており,半導体・液晶製造装置では世界トップ級。売上構成比は,半導体製造装置 89%,電子部品6%,コンピュータ・システム5%。年間売上高 3138億 2000万円 (連結。貿易比率 60%) ,資本金 462億 1600万円,従業員数 1218名 (1999) 。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「東京エレクトロン[株]」の解説

東京エレクトロン

正式社名「東京エレクトロン株式会社」。英文社名「Tokyo Electron Limited」。電気機器製造業。昭和38年(1963)「株式会社東京エレクトロン研究所」設立。同53年(1978)現在の社名に変更。本社は東京都港区赤坂。電子機器メーカー。発祥は電子機器専門商社。現在は半導体製造装置のシェアトップクラスの製造会社に発展。ほかに液晶製造装置・電子部品などを手がける。平成26年(2014)同業の米アプライドマテリアルズと経営統合し、オランダに共同持株会社を設立、完全子会社となり上場廃止予定。東京証券取引所第1部上場。証券コード8035。

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