東京都立図書館(読み)とうきょうとりつとしょかん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「東京都立図書館」の意味・わかりやすい解説

東京都立図書館
とうきょうとりつとしょかん

東京都の公立図書館。東京都立中央図書館と東京都立多摩図書館で構成される。中央図書館は 1973年,東京都立日比谷図書館(→日比谷図書文化館)の機能を継承して港区南麻布に設立された。東京関係の各種の文献と資料を集めた東京誌料,東京市,東京府の行政資料,江戸と東京の郷土資料を中心とし,その他,国語・漢籍諸橋(轍次)文庫哲学と宗教書の井上(哲次郎)文庫,東洋史市村(瓚次郎)文庫,黄表紙洒落本など江戸の軟文学に富む加賀(翠渓)文庫などがある。多摩図書館は 1987年立川市に設立された日本初の雑誌専門図書館で,多くの児童・青少年資料を扱う。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android