東宮切韻(読み)トウグウセツイン

デジタル大辞泉 「東宮切韻」の意味・読み・例文・類語

とうぐうせついん〔トウグウセツヰン〕【東宮切韻】

平安時代の音韻書。20巻。菅原是善著。元慶4年(880)以前の成立とされるが、現存しない。中国陸法言ら13人が撰した切韻諸本を集大成したもの。とうきゅうせついん。

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精選版 日本国語大辞典 「東宮切韻」の意味・読み・例文・類語

とうぐうせついんトウグウセツヰン【東宮切韻】

  1. ( 「とうきゅうせついん」とも ) 音韻書。二〇巻。菅原是善撰。八八〇年以前成立。現在逸書。中国の陸法言・郭知玄・尺氏・長孫納言・韓知十・武玄之・薛峋・麻杲・王仁昫・祝尚丘・孫愐・孫伷・沙門清徹の一三人の選した切韻諸本を集めたもの。

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