枚挙(読み)マイキョ

デジタル大辞泉 「枚挙」の意味・読み・例文・類語

まい‐きょ【枚挙】

[名](スル)いちいち数え上げること。一つ一つ数えたてること。
[類語]列挙カウント数える数え上げる数え立てる

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精選版 日本国語大辞典 「枚挙」の意味・読み・例文・類語

まい‐きょ【枚挙】

  1. 〘 名詞 〙 一つ一つ数え上げること。毛挙
    1. [初出の実例]「凡唐宋帝者与諸禅道話不枚挙」(出典:済北集(1346頃か)一四・宗門十勝論)
    2. 「魯国歴代の諸君を枚挙し国の為に善を施したる実功を論ずれば」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二)
    3. [その他の文献]〔書経蔡伝‐無逸〕

ばい‐きょ【枚挙】

  1. 〘 名詞 〙 一つ一つ数えあげること。まいきょ。〔書言字考節用集(1717)〕

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普及版 字通 「枚挙」の読み・字形・画数・意味

【枚挙】まいきよ

一つ一つ数えあげる。〔北史、恩幸伝序〕其の、盜官賣、宮(きゆうゐ)を辱(をじよく)する多し。亦た何ぞ枚擧すべけんや。~齊末、甚だしきり。

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