染崎延房(読み)そめざき のぶふさ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「染崎延房」の解説

染崎延房 そめざき-のぶふさ

1818-1886 江戸後期-明治時代戯作(げさく)者。
文政元年10月生まれ。対馬(つしま)(長崎県)府中藩士。為永春水(ためなが-しゅんすい)にまなび2代為永春水をつぐ。為永春笑とも名のる。代表作に「時代加々見」がある。明治8年「東京平仮名絵入新聞」記者となった。明治19年9月27日死去。69歳。江戸出身。通称久兵衛別号に柳北軒,狂仙亭。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典内の染崎延房の言及

【東京絵入新聞】より

…《東京日日新聞》創刊にもかかわった社主落合芳幾(よしいく)(1833‐1904)が有名な浮世絵師であったため,みずから彫刻して社会記事(雑報)に適した挿絵を入れた。また,戯作者高畠藍泉(たかばたけらんせん)(1838‐85)も編集長として活躍し,染崎延房(のぶふさ)(1818‐86。通称為永春笑,のち春水),前田香雪(こうせつ)(1841‐1916)とともに特色ある紙面づくりに貢献した。…

※「染崎延房」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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