デジタル大辞泉 「柵」の意味・読み・例文・類語
さく【柵】
2 木を立て並べてつくった小規模の防壁。とりで。
[類語]塀・垣・垣根・フェンス・生け垣・築地・忍び返し・

めるものなり」(段注本)とする。金文の図象に、冊を左右に配して開閉しうるもので、その両冊の間に獣の形を加えているものが多く、いわゆる牢閑(ろうかん)の象。その出入するところの門柵の形である。
字鏡〕柵 左須(さす)、
、不奈太奈(ふなだな) 〔和名抄〕柵
索(さく)なり〔箋
〕源君、和名に載せず。當時亦た
讀せるに似たり 〔名義抄〕柵 マセガキ 〔
立〕柵 クエヤ(カ)キ・タテキ・サス・マカセ(セガ)キ・ヲリフナタナ
▶・柵門▶・柵鑰▶・柵欄▶・柵塁▶
柵・古柵・故柵・荒柵・砦柵・山柵・戍柵・樹柵・重柵・城柵・水柵・竹柵・築柵・鉄柵・破柵・藩柵・氷柵・堡柵・木柵・籬柵・立柵・列柵・連柵・鹿柵出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
(1)「き」とも。城柵とも。7世紀以降律令政府が東北の蝦夷を治めるために築いた行政施設。柵や築地で囲まれ,櫓(やぐら)を要所に備えるなど一定の防御機能をもった。新潟県渟足(ぬたり)柵・宮城県多賀城・岩手県胆沢(いさわ)城など21の柵が知られる。(2)11世紀後半に安倍氏・清原氏など東北地方の豪族が築いた城郭。発掘された秋田県横手市の大鳥井柵は,幅6mの堀と高さ1.3mの土塁を巡らした本格的な城郭であった。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
…一般に,板塀や土塀のように表面が連続して平滑な面をなすものを塀,間隙の多いものを垣と呼ぶ傾向がある。柵も垣の一種であるが,角材や丸太をまばらに建てて,横木で連結したものを指して多く使われる。全く同一のものを,場合によって,垣,塀,あるいは柵と呼ぶことも少なくない。…
※「柵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...