校尉(読み)コウイ

デジタル大辞泉 「校尉」の意味・読み・例文・類語

こう‐い〔カウヰ〕【校尉】

律令制軍団将校。兵士200人を指揮した。
中国官名代には宮城防衛西域鎮撫などに当たった武官。のち、武将の栄誉名となり、さらに将軍に次ぐ位の名となった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「校尉」の意味・読み・例文・類語

こう‐い カウヰ【校尉】

〘名〙
令制の軍団の将校。兵士二〇〇人を率いる。大毅、少毅の次位旅帥上位。〔令義解(718)〕
② 中国の官名。漢代、宮城の防衛や西域鎮撫などにあたった武官。後に武将の栄名となり、さらには将軍の次の位となった。
李陵(1943)〈中島敦〉一「前夜斥候上の手抜かりに就いて校尉、成安侯韓延年のために」 〔史記‐項羽本紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android