根絶(読み)コンゼツ

デジタル大辞泉 「根絶」の意味・読み・例文・類語

こん‐ぜつ【根絶】

[名](スル)悪弊などを根本から徹底的に絶やすこと。ねだやし。「暴力団根絶する」
[類語]絶滅全滅壊滅撲滅殲滅根絶やし

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精選版 日本国語大辞典 「根絶」の意味・読み・例文・類語

ね‐だやし【根絶】

  1. 〘 名詞 〙 根まですっかり絶やすこと。根本まで取り去ること。根絶(こんぜつ)すること。全くなくしてしまうこと。
    1. [初出の実例]「頑癬病のたむしでも、森下へ行き小田さんの療治をうければ根(ネ)だやしだが」(出典:歌舞伎・月梅薫朧夜(花井お梅)(1888)四幕)

こん‐ぜつ【根絶】

  1. 〘 名詞 〙 根本まですっかりなくしてしまうこと。残りなく絶えてしまうこと。ねだやし。ねきり。
    1. [初出の実例]「彼に取っては新らしい発見であった。同時に自尊心を根絶(コンゼツ)する程の発見であった」(出典:門(1910)〈夏目漱石一八)

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普及版 字通 「根絶」の読み・字形・画数・意味

【根絶】こんぜつ

根絶やし。

字通「根」の項目を見る

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