桜漬(読み)サクラヅケ

デジタル大辞泉 「桜漬」の意味・読み・例文・類語

さくら‐づけ【桜漬(け)】

ヤエザクラの花を塩漬けにしたもの。熱湯を注ぎ、桜湯として飲む。 春》「いと軽き石のおもしや―/虚子
ダイコンカブなどを赤梅酢で漬けたもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「桜漬」の意味・読み・例文・類語

さくら‐づけ【桜漬】

  1. 〘 名詞 〙 中開きの桜の花を塩漬けにしたもの。熱湯をそそぎ桜湯として飲用する。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「初(はつ)揚屋町から迎島(むかふじま)へ、桜漬(サクラヅケ)を取りに参ったよ」(出典人情本・吾嬬春雨(1832)前)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android