棋聖(読み)キセイ

デジタル大辞泉 「棋聖」の意味・読み・例文・類語

き‐せい【棋聖】

囲碁将棋で、技量の特にすぐれた人。
囲碁・将棋で、棋聖位に与えられる称号棋聖戦勝者タイトルを獲得する。将棋は昭和37年(1962)、囲碁は昭和51年(1976)に創設
江戸末期の棋士天野宗歩あまのそうほのこと。
[類語]棋士碁打ち将棋指し本因坊名人

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精選版 日本国語大辞典 「棋聖」の意味・読み・例文・類語

き‐せい【棋聖・碁聖】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 囲碁や将棋の名人。特に、橘良利(たちばなのよしとし)が囲碁の上手であったので、出家後、碁聖の名を冠して碁聖大徳(きせいだいとこ)と称する。
    1. [初出の実例]「きせいが碁にはまさらせ給ふべきなめり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)手習)
  3. 近代将棋の祖と仰がれる天野宗歩(あまのそうほ)に冠される呼び名。
  4. 将棋界で、棋聖位に与える称号。昭和三七年(一九六二)に始まる。

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普及版 字通 「棋聖」の読み・字形・画数・意味

【棋聖】きせい

囲碁の名人。

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