精選版 日本国語大辞典 「椅子」の意味・読み・例文・類語
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人が腰をかけるための家具の総称。人間が生活のなかでとるおもな姿勢は、立つ、座る、寝る、の三つであるが、このなかの座るに対応する道具が椅子である。人生の約3分の1は椅子で過ごすわけで、人体への適合を強く要求されるので、椅子は家具というよりは体具とでもよんだほうが実態に近い面をもっている。
椅子の基本的な形態は、座面とそれを支持する脚および背もたれからなる。椅子を使う住まい方が椅子式生活で、ヨーロッパでは古くからこの様式がとられてきた。そのため各時代の風俗や住まい方にあった、さまざまな形態の椅子がつくられている。一方、日本では、中国から椅子が伝わったが、朝廷や寺院で儀式用に使われただけで、日常生活のなかでは椅子は用いられず、床の上に直接座る住まい方であった。これを平座式生活という。普通には前者を洋風、後者を和風とよんで区別している。
[小原二郎・加藤 力]
西洋の椅子の起源は古代エジプトにさかのぼる。しかしそれは権威の象徴としての椅子であって、これを使ったのは上流社会の人たちであった。一般庶民が日常生活のなかで現在のような形の椅子を広く使い始めた歴史は意外に新しく、近世の中期以降からとみてよいようである。日本で椅子式生活が大衆に普及したのは第二次世界大戦以降のことである。
[小原二郎・加藤 力]
椅子は形態、用途、構造、材料、加工技術などの面から次のように分類することができる。
(1)形態 スツール、小椅子、肘(ひじ)掛け椅子、安楽椅子、長椅子(ソファ)、寝椅子、ロッキングチェアなど。
(2)用途 事務用、学習用、食事用、会議用椅子など。また特殊な用途のものとして理髪、美容、医療、劇場用の椅子など。そのほか、電車、自動車、航空機用座席など、乗り物用の座席も椅子の一種とみなすことができる。
(3)機構 固定式、回転式、折り畳み式、組合せ式など。
(4)材料 木製、金属製、籐(とう)製、プラスチック製椅子など。
(5)加工技術 曲木(まげき)、成型合板、鋼管、アルミニウム、挽物(ひきもの)椅子など。
そのほか従属的なものとして、張り材料とクッション材料を必要とする。
[小原二郎・加藤 力]
椅子の重要な機能には二つある。一つは美しさや権威を満足させる形態的役割であり、もう一つは座ることによっておこる肉体的な無理を減らす姿勢の補助具としての役割である。前者はホテルのロビーや店舗に置く椅子および社長用、課長用といった階級別の椅子の意味である。また、後者について説明を補足すれば次のようである。これまで椅子は座った姿勢のほうが楽で、立った姿勢は苦しいという考え方を基礎にしてつくられていた。しかしそれは誤解で、上体についていえば、立ったときのほうが自然で、座ったときのほうが無理がかかっていることが、人間工学の研究によってわかってきた。人間は四つ足の姿から二足歩行に進化してきた。もとの姿のときの背骨はアーチ形であったが、立つためへの適応としてS字形に変化した。背骨がこの形状になったとき、内臓はバランスがとれて苦しくないように自然の姿勢ができあがってきたのである。ところが、座ると骨盤が後方に回転する。そのため背骨はもはやS字形を保つことができないで、四つ足のときのアーチ形に戻ってしまう。そのために腹部は圧迫を受け、背骨も無理な変形を受ける。つまり、座って楽なのは下肢(かし)のほうだけで、上体には無理がかかるわけである。この無理を減らしてやるためには姿勢の補助具が必要で、その補助具が実は椅子である。以上が人間工学の立場からみた椅子の役割だと考えられるようになった。したがって、もし理想の椅子があるとしても、それは座ることによっておこる無理をどこまでゼロに近づけられるかというものでしかないことになる。
椅子に腰掛けた姿勢には、作業性の強いものから休息性の強いものまでいろいろあるが、その支持条件は、座面の角度と高さ、背もたれの傾斜角度を変えることによってつくることができる。
[小原二郎・加藤 力]
機能の面からみたよい椅子の条件は、次のようである。
(1)寸法、角度 高すぎたり奥行が深すぎたりしないこと、高さはむしろ低めのほうが無難である。
(2)体圧分布 感覚の鈍感なところには大きな圧力がかかり、鋭敏なところには小さな圧力がかかるような形状のものがよい。
(3)姿勢 人体はブロックをつないだ人形のような構造になっているため、支持の条件がよくないと、体重で椅子に押し付けられて、不自然な姿勢になってしまう。これが疲労の原因につながる。そのため、ツボを支持するようにつくられねばならない。柔らかい椅子では、とくにこの点に注意する必要がある。
椅子の機能性は最終的に落ち着く姿勢のよしあしで判断すべきであるが、これは仕上がりの形状とは関係がない。腰椎(ようつい)の付近で軽く支えられ、背筋の伸びる感じのものがよく、猫背になる椅子はよくない。ただし以上の条件は椅子の全体を対象にして述べたものであり、作業用と軽休息用と安楽用の椅子とでは、それぞれ要求する条件が違うので、この点を考慮して選ぶ必要がある。
[小原二郎・加藤 力]
古くは椅子はすべて木材でつくられ、体に接する部分に布や皮革が張られていた。そのため形状は直線形のものが多い。19世紀後半に曲木(まげき)の技術が生まれ、曲線をもつ椅子がつくられるようになった。それはブナを蒸煮して柔らかくし、型にはめて乾燥させたものであるが、オーストリアのトーネットMichael Thonet(1796―1871)の曲木の椅子がその代表である。20世紀になって成型合板や積層材の技術が開発され、曲面や曲線を自由に使いこなすことができるようになり、椅子の形状は大きく変わった。フィンランドのアールトのアーム・チェアやスウェーデンのマッソンのラウンジ・チェアなどがその例である。しかし木をそのまま使った従来の椅子の需要も相変わらず多く、市場ではこれが大半を占めている。なお、北欧の椅子には木の素地を生かした優れたデザインのものが多い。使用される樹種の主要なものはナラ、ブナ、トネリコ、チーク、マホガニー、ローズウッドなどであるが、各種の南洋材も多量に使用されている。椅子の用材はほとんど広葉樹であるが、それは強度を必要とするためである。
[小原二郎・加藤 力]
椅子に金属が本格的に使われたのは1920年代のバウハウスのころからとみてよい。その代表的なものはスチールパイプの椅子である。その後スチール板やスチールバーが構造材として使われるようになった。デンマークのA・ヤコブセンはアルミ鋳物で椅子の脚をつくったが、この手法はその後広く使われるようになった。
[小原二郎・加藤 力]
プラスチックが使われるようになってから、椅子の形状は従来と著しく変化した。1958年にヤコブセンは硬質発泡樹脂でエッグ・チェアとスワン・チェアをつくり、その斬新(ざんしん)性が世界の注目をひいた。アメリカのイームズはFRP(ガラス繊維強化プラスチック)でシェル構造の椅子を発表した。アメリカのサーリネンEero Saarinen(1910―1961)もこれに続きチューリップ・チェアをつくっている。1960年にはデンマークのデザイナー、パントンVerner Panton(1926―1998)がスタッキングstacking(積み重ね)可能なFRPの椅子を、また1968年にはイタリアのマジストレッティVico Magistretti(1920―2006)が強化ポリエステルでセレーネとよばれる椅子をつくった。これらの椅子はいずれもプラスチックの特性を生かして積み重ねが可能なようにつくられているため収納に便利である。
なお、これと並行して軟質発泡ウレタンの椅子がイタリアを中心につくられた。これらは形の自由さと柔らかさによる取扱いの便利さで評価を受け、広く各国に普及するようになった。その他のプラスチック系の材料としてはABS樹脂、ポリプロピレンおよびポリエチレンなども使用されている。
[小原二郎・加藤 力]
最近では籐(とう)がまた見直され始めている。そのほか、キャンバス、皮革、紙紐(かみひも)に合成樹脂を浸透させたもの、陶器、透明アクリルを使ったものなど、新しいデザインの椅子もつくられている。
[小原二郎・加藤 力]
従来のコイルスプリングにかわって波形スプリングやウェビング(ゴム製のベルト)が使われるようになった。詰め物にはヘアーロック、ファイバーロック、獣毛、綿、フォームラバー、ウレタンフォームなどが使われている。
上張り材料には各種の織物のほか、ジャージ、トリコットなどの編物、皮革、人工皮革などが使われている。
[小原二郎・加藤 力]
積み重ねのできるものをスタッキング、折り畳むことのできるものを折り畳み、いくつかの部材に分かれていて組み立てられる形式をノックダウンという。また座と背もたれの角度を変えられる形式をリクライニング、全体が前後に揺れ動く形式をロッキングという。
[小原二郎・加藤 力]
新材料の開発と加工技術の向上によって、乗り物の座席はここ十数年の間に長足の進歩をした。とくに機能性の向上のために人間工学の研究は大きく貢献している。最近では個々の座席からさらに一歩進んで、車両の室内の配置を対象にしたアコモデーションaccommodation(順応性)の研究も行われるようになり、乗り物の快適性の向上に対して椅子の研究は大きく役だっている。
椅子には二つの顔、すなわち形態的役割と機能的役割とがあるから、使用目的によって二つの要素の組合せ方が違うわけである。たとえば、裁判官の椅子は権威が強く求められるから快適性は多少犠牲になってもよい。喫茶店の椅子は見かけの美しさが必要だが、掛け心地がよすぎると客の回転が悪いので、経済効率はよくない。一方、学校やオフィスでは形の美しさもさることながら、機能性がより重要である。
なお、クッション性についていえば、柔らかすぎると脳への刺激が弱いから眠くなる。また体の支持が不安定なため、無意識のうちに筋肉を働かせることになるので、座っているだけでくたびれてしまうことになる。
[小原二郎・加藤 力]
エジプトでは古王朝の時代から埋葬の風習として、生前愛用した身の回りの道具を墓の中に収めた。現存する最古の椅子に、第4王朝のスネフル王の妻ヘテプレスの墓から出土した黄金の肘掛け椅子がある。有名なのはツタンカーメン王の椅子で、1922年にイギリスの探検家H・カーターによって発掘された。全面に金を張り、銀、宝石、象牙(ぞうげ)などの装飾を施した豪華なもので、エジプトの最高権威者ファラオの玉座の典型的なものとしてよく知られている。なお貴族が使用した椅子は装飾がそれより簡単で、階級によって意匠が違っていた。
ギリシア時代は市民社会が成立する紀元前5世紀ごろから、権威の象徴としての椅子のほかに実用的なものもつくられた。これらの椅子は装飾が減り、簡素な形状になっている。クリスモスklismosとよばれる女性用の椅子はその代表的なもので、形は軽快で座りやすく、貴族の家庭用として愛用された。男子は背もたれのない折り畳み形式の椅子を用いて、来客用には装飾の多い椅子を使用した。
ローマ時代は形式的にはギリシアのヘレニズムのものを踏襲したが、帝政時代になると豪華な大理石の建物にふさわしい装飾的な椅子がつくられた。材料には木材のほかにブロンズ(青銅)や大理石が使われた。
[小原二郎・加藤 力]
ローマの伝統をもつ椅子はビザンティン帝国に伝えられた。6世紀につくられた「マキシミアンの玉座」には、象牙の彫刻をはめ込んだ豪華な木製の椅子がある。
西ヨーロッパで椅子が支配階級の間に普及したのは13世紀ごろからである。この時代には経済活動が活発化し、ギルドが結成された。ロマネスクの素朴な技術にかわってゴシック家具がつくられるようになった。この時代の椅子は従来と形が変わって框(かまち)組板張り構造で、座面を蓋(ふた)に使った収納兼用の箱形になった。また背もたれは上に伸びて背高になり、天蓋(てんがい)のついた長椅子も現れるようになった。いずれも権威の象徴としての役割が主であったから、豪華な装飾が施された。寺院の中では建築の一部としてゴシック様式をもつ椅子が使われた。なお日常の生活のなかでは高い背もたれと肘掛けのついた長椅子や、板構造のスツールなどが用いられていた。
ルネサンスは古典復活の時代であったから、椅子はふたたび古代ローマの形式が反映された。豪華な彫刻を施したもののほかに、座面や背もたれに綴織(つづれおり)を張ったものも現れてくる。また長椅子も愛用されたが、生活のなかで広く使われたのは、板構造に彫刻を施したスガベルロsgabello(イタリア語)とよばれる小椅子であった。
イタリアでは最初はダンテスカdantescaとよぶ力強い形の椅子がつくられたが、しだいに貴族向けの豪華なものになった。フランスはイタリアに倣ったが、過剰な装飾を排し、挽物を使った軽快な椅子がつくられた。またスペインではイスラム教徒の伝統的な手法を加味した工芸的で簡素な椅子が使われた。イギリスはそのころまでは家具の水準が低く、挽物を使った素朴なものが多かったが、エリザベス時代になると実用性を重視した椅子がつくられるようになった。なお北欧はヨーロッパの中央とは違った独自の様式の椅子をつくっていた。
[小原二郎・加藤 力]
カトリック教会の勢力の回復とともに、各国に絶対王権制度の確立した時代であった。家具はそれを所有する人の社会的地位や権威を誇示する財産であったため、装飾性が重視され、階級に応じて形状と装飾が違っていた。ローマからおこったバロックは、ヨーロッパ各国に広がっていったが、フランスではルイ14世時代(1643~1715)にブールboulleとよぶ宮廷家具の様式が確立した。椅子は座面や背もたれに羽毛を詰め、草花模様のゴブラン織やビロードで張りあげた豪華で重厚な様式であった。イギリスは王権復古(1660)以降、フランスの影響を受けながらジャコビアン様式に発展させ、分厚い板張りの椅子や挽物椅子が流行した。
[小原二郎・加藤 力]
バロックが荘重で躍動的な美しさの時代であったのに対し、次のロココは繊細で軽快な美しさを求めた時代であった。当時の貴婦人は幅広いスカートを着用したので、椅子の形もそれにあうように座面は前幅が広く、肘掛けは短い。また、座り心地も改善されている。イギリス人も軽快で華麗なクイーンアン様式を発展させたが、その後さらに建築家のケントWilliam Kent(1684―1748)によってクラシック・アーリー・ジョージア様式が生まれた。材料はそれまでウォールナットが主材であったが、植民地の拡張によって新しくマホガニーが輸入されて、これにかわることになった。イギリスでは1740年代から家具師チッペンデールによるチッペンデール様式が流行し、家具の黄金時代を築くことになった。それはロココを基調としたもので、装飾性を抑え、背もたれに透彫りを入れ、実用と美しさを調和させた庶民のための品位ある椅子であった。なお、この時代に、ウィンザー地方の農民によってつくられた地方色豊かな椅子は、のちにアメリカに移ってウィンザーチェアとして広く流行した。
[小原二郎・加藤 力]
イタリアのポンペイの発掘や古代ローマの遺跡の発掘などが契機になって新古典様式が生まれた。フランスではルイ16世時代(1774~1792)に椅子の脚は先細りの直線形になり、背もたれは丸形になった。イギリスでは建築家アダムRobert Adam(1728―1792)によってネオクラシシズムの椅子がつくられ、また家具師ヘップルホワイトとシェラトンらによって、庶民のための美しくかつ機能的な椅子がつくられ広く普及した。
[小原二郎・加藤 力]
フランス革命に続く政治の混乱を収めてナポレオンが帝位につく(1804)と、アンピール(帝政)様式が始まった。これは古代ローマを理想としたもので、材料にマホガニーを使い、座面と背に赤色の布地を張り、金の装飾をつけていることが特徴である。この様式は19世紀中ごろまで広くヨーロッパで使われた。なお、この時代に椅子の座面にコイルスプリングが組み込まれることになった。これは機能性のうえから画期的な進歩といえるものであった。生産の方法も手工芸から機械に変わり、材料も木材のほかに鉄や真鍮(しんちゅう)(黄銅)などが必要になってきた。またこの時期、オーストリアのトーネットは曲木の技術を開発して安価な庶民用の椅子を生産した。19世紀の後半になると進歩的なグループによる家具の創作活動が始まった。モリスの美術工芸運動、マッキントッシュの活動、アール・ヌーボー運動などがそれである。なお、アメリカではこの時代にウィンザーチェアやシェーカー家具などが広く使われている。
[小原二郎・加藤 力]
19世紀の末から20世紀の初めにかけて、植物の曲線をデザイン要素に取り入れたアール・ヌーボー様式が流行し、フランス、ベルギー、イギリス、オーストリアなどで新しい形の椅子がつくられた。20世紀になると、材料と生産技術の革新によって、さまざまな椅子がつくられることになった。ドイツのバウハウスから生まれた金属パイプの椅子や量産方式の椅子などがその例である。フランスでもまた現代を象徴する椅子のデザインが生まれた。一方北欧ではデンマーク、スウェーデンなどを中心に工芸的な味わいをもつ木製の椅子の名作が数多く生み出されて注目を浴びた。またアメリカでは工業生産技術に重点を置いた椅子がつくられ、従来のイメージを変えるうえで大きな役割を果たした。さらにイタリアはデザインの自由さと創造性の豊かさで独特の地位を築いてきている。
[小原二郎・加藤 力]
日本では昔から平座式生活であった。その理由は気候、風土にあると考えられるが、温暖多湿にあう開放的な住まいづくりが大きく影響したことは否定できない。椅子はすでに奈良時代に中国から輸入されて、朝廷および一部の公的な場所で使われていた。倚子(いし)、床子(しょうじ)および曲彔(きょくろく)がそれである。現存するものでもっとも古いものは正倉院の赤漆槻胡床(あかうるしつきのこしょう)である。京都御所紫宸殿(ししんでん)御張台(みちょうだい)の御倚子も同じ形式で、朝儀の際天皇が用いた。これは四角な座に4本の直線形の脚と背もたれ、および肘掛けがついたものである。貴族や朝臣はスツール形式の床子を使ったが、それらは官位によって高さと意匠が区別されていた。一方寺院では平安時代以降、曲彔を儀式用として使用した。これは曲線形の中国風の椅子である。
江戸時代にオランダやポルトガルとの通商が始まると、長崎の公館では椅子が使われた。明治になって西洋の文化や生活様式が輸入され、官庁、商社の建物が洋風化し、学校と軍隊が腰掛けを採用することによって椅子は公共の場所に普及し始めた。しかし住宅においては椅子の使用は上流階級の間だけで、一般庶民が椅子式の生活をするようになったのは第二次世界大戦以降のことである。椅子はまず食事用として使われたが、その後住宅の中に洋間が普及したため、現在では椅子式の住まい方はごく普通のものになり、椅子の需要は著しく増大してきている。
[小原二郎・加藤 力]
『鍵和田務著『椅子のフォークロア』(1977・柴田書店)』▽『『暮しの設計』第126号「世界の椅子」(1979・中央公論社)』▽『小原二郎著『人間工学からの発想』(1983・講談社)』
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