精選版 日本国語大辞典 「楔形文字」の意味・読み・例文・類語
せっけい‐もじ【楔形文字】
くさびがた‐もじ【楔形文字】
けっけい‐もじ【楔形文字】
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シュメール人が考案し,古代オリエント世界に広く普及した文字。象形的な絵文字から出発したが,書記材料が粘土板と葦の尖筆であったため,やがて楔形になった。のちにセム系のアッカド人によって採用され,ついで同系のバビロニア人やアッシリア人に伝わり,さらにアナトリア,シリア,ペルシアの諸民族が自国語を記すのに用いた。セム系諸言語の表記に採用される過程で文字の表音化が進み,音節文字として用いられていたが,ウガリト文字に至って完全なアルファベット文字体系となった。古代ペルシア楔形文字もアルファベット的な機能を有している。しかし,やがてアラム文字とパピルスの普及に押され,前1世紀後半には用いられなくなった。
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…1857年に公式に成立した新しい学問領域。広義には古代オリエントにおいて発見される膨大な楔形文字資料の解読とその文献学的研究を中心課題とし,考古学的研究と並行して楔形文字を使用した民族の政治・社会・経済・法律・宗教・芸術・文学などの文化全般と歴史を研究する学問を意味する。しかし最近では研究が飛躍的に進歩したため多くの専門領域に分化した。…
…ドイツの古代言語学者。古代オリエントの楔形文字の最初の解読者の栄をになう。1795年ゲッティンゲン大学に入り,卒業後は,ゲッティンゲン,フランクフルト・アム・マイン,ハノーファーのギムナジウムで古典語などを教え,1821‐49年,ハノーファーのリュツェウム(フランスのリセのドイツ語訳)の校長であった。…
…爪判(そうはん),〈そういん〉ともいう。紀元前8世紀のメソポタミア楔形(くさびがた)文字の粘土版に見える。これは土地売買の契約証文であり,世界最古の爪印資料である。…
…古代オリエントで使用され,字画のそれぞれが楔の形をした文字の総称。楔形(せつけい)文字とも読む。
[種類と分布]
三つの系列が知られている。…
※「楔形文字」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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