世界大百科事典(旧版)内の楕円幾何学の言及
【幾何学】より
…なお,B.リーマンは1854年に,直線の長さは有限で,2直線はつねに2点で交わるような幾何学を構成し,クラインはこれを少しく変更して2直線はつねに1点で交わるという幾何学を構成した。この非ユークリッド幾何学を楕円幾何学と呼ぶのに対し,先に述べた非ユークリッド幾何学を双曲幾何学と呼ぶ。三角形の内角の和は楕円幾何学では2直角より大きく,双曲幾何学では2直角より小さい。…
【非ユークリッド幾何学】より
…さらに,直線は有限で閉じたものとなり,直線上の点の間の順序についてもユークリッド幾何学の場合と相違する性質がみられる。先に述べた非ユークリッド幾何学を双曲幾何学と呼び,この幾何学を楕円幾何学という。これらに対応してユークリッド幾何学は放物幾何学と呼ばれる。…
※「楕円幾何学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」