極北(読み)キョクホク

デジタル大辞泉 「極北」の意味・読み・例文・類語

きょく‐ほく【極北】

北の果て。北極に近い所。
物事極限にまで達したところ。「純文学極北を目指す試み」
[類語]極地極点南極南極圏北極北極圏

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精選版 日本国語大辞典 「極北」の意味・読み・例文・類語

きょく‐ほく【極北】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 北のはて。北極に近い所。窮北
    1. [初出の実例]「南方の産物極北の人これを用ふるを得」(出典:明六雑誌‐一〇号(1874)西学一斑〈中村正直訳〉)
  3. ( 比喩的に ) 物事が極限にまで到達したところ。
    1. [初出の実例]「文芸上の極北は━或は最も文芸的な文芸は僕等を静かにするだけである」(出典:文芸的な、余りに文芸的な(1927)〈芥川龍之介〉四〇)

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普及版 字通 「極北」の読み・字形・画数・意味

【極北】きよくほく

北の果て。

字通「極」の項目を見る

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