槐樹(読み)カイジュ

デジタル大辞泉 「槐樹」の意味・読み・例文・類語

かい‐じゅ〔クワイ‐〕【×槐樹】

エンジュ別名
中国で周代、エンジュを朝廷に植え、大臣がこの木に向かって座を占めたところから》大臣異名

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精選版 日本国語大辞典 「槐樹」の意味・読み・例文・類語

かい‐じゅクヮイ‥【槐樹】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 植物えんじゅ(槐)」の異称
    1. [初出の実例]「星河渺渺雲谷淡、槐樹蒼蒼月色多」(出典:真愚稿(1422頃か)聞擣衣)
    2. [その他の文献]〔漢書‐五行志・中之下〕
  3. ( 中国、周時代に、槐(えんじゅ)の木を朝廷に植え、大臣がこれに向かってすわったところから ) 大臣の異称。
    1. [初出の実例]「人間槐樹都千変、秦外桃花只一竿」(出典:松山集(1365頃)題漁磯)

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普及版 字通 「槐樹」の読み・字形・画数・意味

【槐樹】かいじゆ

えんじゅ。

字通「槐」の項目を見る

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動植物名よみかた辞典 普及版 「槐樹」の解説

槐樹 (エンジュ・カイジュ)

学名Sophora japonica
植物。マメ科の落葉高木,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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