権兵衛(読み)ゴンベエ

デジタル大辞泉 「権兵衛」の意味・読み・例文・類語

ごんべえ〔ゴンベヱ〕【権衛】

田舎の人に「権兵衛」という名が多かったところから》
農民田舎者を見下していう語。
幼児ぼんのくぼにそり残した頭髪

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精選版 日本国語大辞典 「権兵衛」の意味・読み・例文・類語

ごんべえゴンベヱ【権兵衛】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ごんべい」とも )
  2. ( いなかの人に、「権兵衛」という名が多かったところから ) いなかの人や農民を見下していう語。
    1. [初出の実例]「なべて世の中の人心は銭湯の虱に等く、善悪に移り易き物なれば、権兵衛(ゴンベヱ)が褄褸(さしこ)から八兵衛が羽二重に移り」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)前)
  3. 名前のわからない人を仮に呼ぶときに用いる語。「名無の権兵衛」
  4. 幼児のぼんくぼに剃り残しておく毛髪。〔随筆守貞漫稿(1837‐53)〕
  5. 頭のつむじ後方の部分をいう。〔東京語辞典(1917)〕

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デジタル大辞泉プラス 「権兵衛」の解説

権兵衛

福島県いわき市にあるアクアマリンふくしまのキャラクターシーラカンスモチーフ名称はシーラカンスの生息地であるコモロ諸島での呼び名“ゴンベッサ”から。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「権兵衛」の解説

権兵衛 (ゴンベ)

動物。ゴンベ科の海水魚総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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