樹間(読み)ジュカン

デジタル大辞泉 「樹間」の意味・読み・例文・類語

じゅ‐かん【樹間】

木と木との間。このま。

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精選版 日本国語大辞典 「樹間」の意味・読み・例文・類語

じゅ‐かん【樹間】

  1. 〘 名詞 〙 木と木の間。このま。
    1. [初出の実例]「池上交朋唯対鶴、樹間鋪設不苔」(出典屏風土代(928)林塘避暑〈大江朝綱〉)
    2. 「樹間(シュカン)の風吟を無常のしらべと観して」(出典:浮世草子・近代艷隠者(1686)二)
    3. [その他の文献]〔古詩十九首‐其七〕

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普及版 字通 「樹間」の読み・字形・画数・意味

【樹間】じゆかん

このま。宋・楊万里〔海棠、四首、一〕詩 を爭ふ、(なん)ぞ肯(あへ)てれん 粧一たび出でて、に春無し 樹に露坐して、搖影を看る 酒底光、せて脣に入る

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