「宋書」倭国伝に記される倭の五王の1人。5世紀後半頃の王。済(せい)の子,また興(こう)の弟。興の死後に王となった。478年中国南朝に遣使して上表し,みずからの国土平定の事績をのべるとともに,高句麗の非道を訴え,それに対抗する決意を示した。宋の順帝はこれに対し,安東大将軍の号を与えた。宋の滅亡後も南朝の斉・梁に遣使し,鎮東大将軍(479年),征東大将軍(502年)の号を与えられた。雄略天皇の名の幼武(わかたける)の「タケル」を漢訳したとする説が有力。
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(板坂耀子)
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…倭の五王と中国南朝との交渉は,421年,倭讃が宋に使者を派遣したことから始まった。宋の武帝は倭讃の朝貢を喜び,これを任官した。任官内容は不明であるが,のちの例から見ると,倭讃はこのとき,安東将軍・倭国王という官爵号を授けられたものと思う。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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