歯応え(読み)ハゴタエ

デジタル大辞泉 「歯応え」の意味・読み・例文・類語

は‐ごたえ〔‐ごたへ〕【歯応え】

物をかんだとき歯に返ってくる感じ。「こりこりと歯応えがある」
確かな反応があること。手ごたえ。「歯応えのありそうな男」
[類語](1食感口当たり舌触り歯触り喉越し/(2手応え影響刺激煽り作用響く差し響く跳ね返る祟る災いする反響反映反応反動反作用波紋余波皺寄せとばっちり巻き添えそばづえ物議を醸すインパクトリアクションレスポンスフィードバック

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精選版 日本国語大辞典 「歯応え」の意味・読み・例文・類語

は‐ごたえ‥ごたへ【歯応・歯答】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物をかむとき、堅さを歯に感ずること。
    1. [初出の実例]「Fagotayega(ハゴタエガ) スル」(出典日葡辞書(1603‐04))
  3. 対象に反応・抵抗などを感じること。はりあい。手ごたえ。
    1. [初出の実例]「水に大太刀、綿に鎹、歯答(ハゴタヘ)なければ其甲斐なし」(出典:宝の山(1891)〈川上眉山〉三)

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