精選版 日本国語大辞典 「歳暮」の意味・読み・例文・類語
せい‐ぼ【歳暮】
さい‐ぼ【歳暮】
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年の暮れに、平素世話になった人や、目上の人に感謝の心をもって物を贈ることをいう。現在では夏の中元(ちゅうげん)とともに形式化し、儀礼的な面が強くなっている。もともとこの二つの時期は先祖の祭りをするときで、その子孫が食物を持ち寄って共同飲食をするという行事に、この習俗の根源はあった。そのため地方によっては、正月や盆に嫁・婿が食物を調理して親里に持って行くことがあり、これを親の膳(ぜん)とよんだ。また材料を持って行って、先方で鍋(なべ)を借りて調理するのを鍋借りなどといった。このような習俗が、いつか贈答という形になるまでに変化したのは、長い年月とその意義の段階的忘却があったようである。
現在の歳暮の贈答品にも、サケやブリなどのなまぐさものを用いる習わしや、その1年の間に不幸のあった家にアラミタマと称する贈り物をするという習俗が守られている地方があるなどは、前述のもともとの意義を残留しているとみられる。
[丸山久子]
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… 贈物をする習慣は古今東西を問わず広く存在する行為であるが,ヨーロッパなどでは歴史的に都市の発達した中世以降,贈与慣行は貨幣経済に駆逐され衰退していったといわれている。だが日本では貨幣経済の発展とも併存し,中世には武士の間で八朔(はつさく)の進物が幕府が禁令を出すほど流行したほか,中元や歳暮は逆に近世以降の都市生活の進展によってより盛んになるなど特異な展開を示してきた。現代においても一方では前近代の虚礼,農村の陋習(ろうしゆう)といわれながらもいまだ根強く,H.ベフの調査(京都,1969‐70)によれば一世帯当り月平均8.1回の贈物をしその費用は月収の7.5%にのぼるという。…
※「歳暮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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