死屍(読み)しし

精選版 日本国語大辞典 「死屍」の意味・読み・例文・類語

し‐し【死屍】

〘名〙
① しかばね。死骸(しがい)死体
※律(718)賊盗「凡残害死屍。〈謂。焚焼支解之類〉及弃屍水中者。各減闘殺罪五等
※妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)二「狐狼野干、咀嚼践(しょじゃくせんたう)し、死屍(シシ)(〈注〉シニカハネ)を(さつはち)して、骨肉狼藉(らうじゃく)なり」
仏語。重罪を犯した僧のたとえにいう。〔金光明文句‐三〕

しに‐かばね【死屍】

霊異記(810‐824)中「彼の屍骸(シニカバネ)を城の外に捨てて〈国会図書館本訓釈 屍骸 二合死ニカハネ〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「死屍」の意味・読み・例文・類語

し‐し【死×屍】

しかばね。死体。「死屍累々るいるい
[類語]死体死骸遺体遺骸亡骸しかばねかばねむくろ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「死屍」の読み・字形・画数・意味

【死屍】しし

屍体。

字通「死」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

激甚災害

地震や風雨などによる著しい災害のうち、被災地域や被災者に助成や財政援助を特に必要とするもの。激甚災害法(1962年成立)に基づいて政令で指定される。全国規模で災害そのものを指定する「激甚災害指定基準に...

激甚災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android