殆ど(読み)ホトンド

デジタル大辞泉 「殆ど」の意味・読み・例文・類語

ほとんど【×殆ど/幾ど】

《「ほとほと」の音変化》
[名]大多数大部分。「在庫の―を売りきる」
[副]
全部とはいえないが、それに近い程度に。おおかた。大部分。「病気は―治った」
もう少しのところで。すんでのことに。「―気を失うところだった」
切実であるさま。
「十に一つもおぼつかなしと案じ続くる程に、―心細くて」〈おらが春
[類語](1大部分大方大抵大半大多数絶対多数九分通り十中八九九分九厘多く総じておおむね大概全般百般万般多数数多無数あまたあまねく通じてあらかたほぼおよそおおよそ大体総体大略押しなべて/(2すんでにすんでのことすんでの所どうにかこうにかどうにかやっとようやくなんとかかろうじてからくもやっとこさ間一髪危なくあわやすれすれようやっとどうかこうかかつがつどうやらこうやらやっとの事で曲がりなりにも

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

狐の嫁入り

1 日が照っているのに、急に雨がぱらつくこと。日照り雨。2 夜、山野で狐火が連なって、嫁入り行列の提灯ちょうちんのように見えるもの。[類語](1)狐日和びより・天気雨・雨天・荒天・悪天・雨空・梅雨空・...

狐の嫁入りの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android