母合金(読み)ぼごうきん(その他表記)mother alloy

日本大百科全書(ニッポニカ) 「母合金」の意味・わかりやすい解説

母合金
ぼごうきん
mother alloy

合金添加用としてあらかじめつくってある合金。溶融金属に他の金属を添加して合金をつくるときに、純金属で加えると添加時の酸化蒸発などによって目的濃度にならないことが多い。あらかじめ高濃度の合金をつくっておき、これを必要量添加すると合金歩留りが安定するので目的組成の合金が得られやすい。たとえば鋼に種々の合金を加えて合金鋼をつくる場合に用いられるフェロアロイferro alloyも一種の母合金である。中間合金、マスターアロイmaster alloyなどともよばれる。

[井川克也]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

1 食肉目クマ科の哺乳類の総称。全般に大形で、がっしりした体格をし、足の裏をかかとまで地面につけて歩く。ヨーロッパ・アジア・北アメリカおよび南アメリカ北部に分布し、ホッキョクグマ・マレーグマなど7種が...

熊の用語解説を読む