母胎(読み)ぼたい

精選版 日本国語大辞典 「母胎」の意味・読み・例文・類語

ぼ‐たい【母胎】

〘名〙 体内に新個体を持っている母体、特に、その胎内をいう。主として哺乳類で用いる。胎児とは胎盤を通して連絡していて、胎児は一定期間母体内で発育し、産出される。転じて、ある物事基盤となるもの。
名語記(1275)五「母胎をいでぬれば、ころとなれば也」
宗教文学(1957)〈亀井勝一郎告白と虚構「心中に感じた神の権威圧迫実感こそ、文学の母胎なのではないか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「母胎」の意味・読み・例文・類語

ぼ‐たい【母胎】

母親の胎内。
物事を生みだす基盤となるもの。「懐疑こそ知識母胎である」
[類語]

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

暖冬

冬期3カ月の平均気温が平年と比べて高い時が暖冬、低い時が寒冬。暖冬時には、日本付近は南海上の亜熱帯高気圧に覆われて、シベリア高気圧の張り出しが弱い。上層では偏西風が東西流型となり、寒気の南下が阻止され...

暖冬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android