精選版 日本国語大辞典 「毛布」の意味・読み・例文・類語
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紡毛織物の一種で寝具の一つ。ブランケットともケットともいう。平織、綾織(あやおり)、緯二重織(よこにじゅうおり)、二重織などの織物に、フェルト(縮絨(しゅくじゅう))加工し、両面から起毛して毛足の長い毛羽をたてたものである。厚地で保温性に富み、軽く柔らかな肌ざわりをもつ織物である。
大きさは普通のものは幅155センチメートル、長さ195センチメートル、大形のものは幅200センチメートル、長さ225センチメートル、重さは約1.8キログラムから4キログラムぐらいである。原料は上質のメリノ種、寒羊毛の粗剛なもの、ラクダの毛、綿、そしてレーヨン、アセテート、アクリル、ビニロンなどの化学繊維などが用いられる。経(たて)糸に綿糸、緯(よこ)糸に綿・毛の混紡糸を用いたものもある。経緯綿糸を使ったものは吸湿性、保温性に優れているので、皮膚の柔らかい乳児に適している。合成繊維の毛布は軽く、暖かいが、吸湿性、耐熱性に劣るから、乳幼児、老人が使用するときにはその性質を知り、注意して用いることが肝要である。羊毛、ラクダの毛を使ったものは防虫加工をし、保管には防虫剤を入れることが必要である。色、柄はもとラクダ色の地色に両端濃褐色の糸で横縞(よこじま)を織り込んだ線額毛布と、花柄ボーダーを織り込んだ花額毛布とがあった。近年は近代的感覚による総柄のもの、白無地、色無地のものが多くなっている。色はラクダ色、グレー、赤、ピンク、白などがある。ブランケット(毛布)は明治初年西洋文化とともに輸入された。寝具用として一般に日常生活に用いられるようになったのは、第二次世界大戦後である。
毛布は寝具用のほかに、肩掛け、膝(ひざ)掛け、こたつ掛けなどにも用いられる。ほかに鞍下(くらした)などにも用いられる。
[藤本やす]
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