気位(読み)きぐらい

精選版 日本国語大辞典 「気位」の意味・読み・例文・類語

き‐ぐらい ‥ぐらゐ【気位】

〘名〙
他人とくらべて自分の方が上だと考え、その品位を保とうとする気の持ち方。
評判記江戸土産(1784)従夫以来記「そこをあるまいと書ておくは、作者のきぐらいさ」
※にごりえ(1895)〈樋口一葉〉一「お前は気位(キグラヰ)が高いから源さんと一処(ひとつ)にならうとは思ふまい」
剣道で、自信から生じる威力名人達人におのずからそなわったもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「気位」の意味・読み・例文・類語

き‐ぐらい〔‐ぐらゐ〕【気位】

自分の品位を誇り、それを保とうとする心の持ち方。「気位が高い人」
[類語]品位品格風格格調沽券気品自慢誇るうぬぼれるおのぼれる思い上がる誇らしい胸を張る肩身が広い鼻が高い鼻高高勝ち誇る驕る威張る威張り散らす付け上がる高ぶる反り返る振り回す鼻にかける増長慢心自画自賛誇示おご誇り驕傲きょうごう矜持倨傲きょごう自負自負心自賛自嘆自任自得天狗うぬぼれプライド高慢自尊自尊心得意思い上がり唯我独尊手前味噌我褒め身褒めのぼせるのぼせ上がる背負しょ

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