気先(読み)キサキ

デジタル大辞泉 「気先」の意味・読み・例文・類語

き‐さき【気先】

気力の発するところ。気勢。「気先をくじく」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「気先」の意味・読み・例文・類語

き‐さき【気先】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 人の気力の発するところ。気勢。きがまえ。意気ごみ。
    1. [初出の実例]「今のはいかいは日頃に工夫を経て、席に望んで気先を以て吐べし」(出典:俳諧・去来抄(1702‐04)修行)
    2. 「人の気先(キサキ)を撥ね返す颯爽とした若い気分が」(出典老妓抄(1938)〈岡本かの子〉)
  3. 相場で、人気のこと。また、人気のおもむくところ。〔取引所用語字彙(1917)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android