気遣う(読み)キヅカウ

デジタル大辞泉 「気遣う」の意味・読み・例文・類語

き‐づか・う〔‐づかふ〕【気遣う】

[動ワ五(ハ四)]あれこれと気にかけて心配する。案じる。「安否を―・う」
[類語]恐れる危惧きぐする危懼きくする懸念する憂える心配り配慮気配り心遣い気遣い心掛け顧慮細心気兼ね屈託心配注意目配り高配気を遣う気を利かせる気を配る心を配る心を砕く目が届く行き届く

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精選版 日本国語大辞典 「気遣う」の意味・読み・例文・類語

き‐づか・う‥づかふ【気遣】

  1. 〘 他動詞 ワ行五(ハ四) 〙 気をつかう。気づかわしく思う。心配する。案じる。
    1. [初出の実例]「きつかい辛労するをかなしんで」(出典:玉塵抄(1563)二一)
    2. 「何もさういちいち軽部軽部と彼の眼の色ばかりを気使はねばならぬほどの人でもなし」(出典:機械(1930)〈横光利一〉)

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