水夫(読み)カコ

デジタル大辞泉 「水夫」の意味・読み・例文・類語

か‐こ【水夫/水手】

《「か」はかじ、「こ」は人の意》舟をこぐ人。また、船乗り船頭
月読つくよみの光を清み夕なぎに―の声呼び浦廻うらみ漕ぐかも」〈・三六二二〉
[類語]船員船乗り水夫すいふ海員クルーセーラー乗組員マドロス船長船頭船方船主舵取り水先案内人水先人パイロットナビゲーター

すい‐ふ【水夫】

船乗り。また、そのうちで、雑役に従う者。
旧日本海軍で、水兵旧称。明治9年(1876)の海軍省通達で改められた。
[類語]船員船乗り海員クルーセーラー乗組員マドロス水夫かこ船長船頭船方船主舵取り水先案内人水先人パイロットナビゲーター

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精選版 日本国語大辞典 「水夫」の意味・読み・例文・類語

すい‐ふ【水夫】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 船乗り。水手。かこ。ふなこ。特に、船舶乗組員中、甲板部に属し、雑役をする下級船員。〔いろは字(1559)〕
    1. [初出の実例]「紅毛人の水夫(スヰフ)が二人、檣(ほばしら)の下に賽を転がしてゐる」(出典誘惑(1927)〈芥川龍之介〉五)
  3. 明治九年(一八七六)八月一九日の海軍省通達以前の水兵の名称
    1. [初出の実例]「一等水夫」(出典:兵部省第十‐明治四年(1871)二月一八日)

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普及版 字通 「水夫」の読み・字形・画数・意味

【水夫】すいふ

かこ。

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