水災(読み)スイサイ

デジタル大辞泉 「水災」の意味・読み・例文・類語

すい‐さい【水災】

洪水による災害水害

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精選版 日本国語大辞典 「水災」の意味・読み・例文・類語

すい‐さい【水災】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 洪水など水による災害。水害。水難
    1. [初出の実例]「水中のわるい獣皮を取て服するは、水災の除た処が、あらはれたぞ」(出典:史記抄(1477)三)
    2. 「火災、水災、震災その他の災害に因る財産の損害」(出典:地方自治法(1947)二六三条)
    3. [その他の文献]〔書経疏‐堯典〕
  3. 仏語。世界の破滅するときに起こる大三災の一つ。大水害によって第二禅天まで流出するという。劫水。
    1. [初出の実例]「七々の火・七々の水災をへて大風災ありて」(出典:神皇正統記(1339‐43)上)
    2. [その他の文献]〔仏祖統紀‐三一〕

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普及版 字通 「水災」の読み・字形・画数・意味

【水災】すいさい

水害。〔後漢書、陳忠伝〕(上)伯榮の威は、陛下よりも重し。陛下の主権)は、臣妾に在り。水災の發するは、必ず此(ここ)にる。

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