水練(読み)スイレン

デジタル大辞泉 「水練」の意味・読み・例文・類語

すい‐れん【水練】

水泳練習。「畳の上の水練」「水練場」 夏》
水泳の技術。また、水泳の名人
[類語]水泳泳ぎ力泳遊泳遠泳競泳スイミング

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「水練」の意味・読み・例文・類語

すい‐れん【水練】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 遊泳の術。泳ぐ技術。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「称上皇之厳訓、偏好弓馬又水練角力」(出典明月記‐建暦二年(1212)一二月三日)
    2. 「夏の間は河にひたり水練(スイレン)をならはせ給ふ」(出典:信長記(1622)一上)
  3. 泳ぎの上手なもの。水練者。
    1. [初出の実例]「妹尾はすぐれたる水練なりければ」(出典:平家物語(13C前)八)

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世界大百科事典(旧版)内の水練の言及

【水泳】より

…水面または水中を泳ぐ運動をさす。游泳ともいい,江戸時代末までは水練(すいれん)と呼ばれていた。競技としては現在は競泳のほか,シンクロナイズドスイミング水球飛込競技も水泳競技に含めている。…

※「水練」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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