精選版 日本国語大辞典 「氷晶」の意味・読み・例文・類語
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大気中で生まれたばかりの微細な氷の結晶で、大きさは約0.5ミリメートル以下である。雪結晶は水蒸気の昇華により氷晶が成長して大きくなったものである。対流圏の上部(5000~1万3000メートル)は気温が零下数十℃にも下がるので、そこに生ずる雲(巻雲などの上層雲)は氷晶でできている。また地上でもごく低温の地方ではダイヤモンド・ダスト(氷霧)として観測される。結晶形は六角柱、六角板など雪結晶としてもっとも単純なものが多い。氷晶の存在は、雲から雨が降る仕組みのなかで重要な役割を果たしている。
[三崎方郎]
『高橋劭著『雲の物理――雲粒形成から雲運動まで』(1987・東京堂出版)』▽『前野紀一著『氷の科学』新装版(1988・北海道大学図書刊行会)』
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…これは雲中では湿度が高いため(飽和状態をこえて過飽和のところがある)容易に雨滴(半径100μm以上)に成長する。 もう一つは氷の結晶(氷晶,半径数μm)の成長が関係する雨であって,これは冷たい雨のおもな原因である。すなわち,氷晶の心核となる氷晶核(半径0.1~1μm程度の陶土,黄砂,火山灰,粘土などの鉱物質)が0℃以下の雲中の水蒸気の多い(氷に対して過飽和な)ところに入ると,水蒸気が昇華して氷晶をつくる。…
…微細な水滴(雲粒)または氷の結晶(氷晶)が集まって空気中に浮かんでいる状態をいう。ふつう平均の雲粒(または氷晶)の大きさは半径数μmから10μm程度であり,これらの落下速度は非常に小さいので,上昇気流のある空気中ではほとんど浮いている。…
※「氷晶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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