永代新田(読み)えいたいしんでん

日本歴史地名大系 「永代新田」の解説

永代新田
えいたいしんでん

[現在地名]江東区千石せんごく一―三丁目・石島いしじまなど

千田せんだ新田の西にある村。同村と同じく十万坪じゆうまんつぼ築地といわれた地で、元禄一〇年(一六九七)検地があり(風土記稿)元禄郷帳に永代新田とみえ高一八七石余。幕府領であったが寛政九年(一七九七)一部が三卿の一橋家抱地となり、千田新田などとともに十万坪御抱屋敷といわれた。東西・南北ともに二町余。飛地が三ヵ所あり、一所は千田新田辺、一所は猿江代地辺、一所は海辺うみべ新田辺で、ほかに扇橋おうぎばし町内に三段余の飛地があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android