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デジタル大辞泉
「求積法」の意味・読み・例文・類語
きゅうせき‐ほう〔キウセキハフ〕【求積法】
不定積分を有限回行うことによって微分方程式の解を求める方法。
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きゅうせきほう【求積法 quadrature】
古くは,図形の面積や体積を求めることをいい,アルキメデスの研究などがある。17世紀になって微積分学ができてから以後は,微分方程式の解を,代数的演算,変数変換,積分を有限回用いることによって求める方法を求積法というようになった。一般の微分方程式は求積法で解を求めることができない。求積法で解ける微分方程式はむしろ例外といってよい。以下,常微分方程式を使って求積法で解ける形をいくつかあげておこう。(1)変数分離形dy/dx=p(x)q(y) これは,
の形に解くことができる。
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求積法
きゅうせきほう
mensuration; quadrature
2つの異なった意味で用いられる。1つは,図形の長さ,面積および体積を,近似値を求める場合も含めて,計算する方法 mensurationをいい,他の1つは,特殊な形の微分方程式を解く場合に,不定積分を有限回行うことによって,その解を求める方法 quadratureをいう。
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