(読み)ハン

デジタル大辞泉 「汎」の意味・読み・例文・類語

はん【汎】[漢字項目]

常用漢字] [音]ハン(漢)
水面に浮かぶさま。「汎汎はんぱん
広く行き渡る。「汎愛汎称汎用汎論広汎
水があふれる。「汎濫はんらん
pan-の音訳字。全の意。「汎米主義
[補説]12は「はん」と通用する。

はん【汎】

[接頭]英語のpanに「汎」の字を当てたもの》名詞に付いて、広くそのすべてにわたるという意を表す。「太平洋同盟」「アジア主義」「アメリカ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「汎」の意味・読み・例文・類語

はん【汎】

  1. 〘 接頭語 〙 ( [英語] pan を類義の字「汎」にあてたもの ) 名詞に添えて、広くそれにわたる意、または構成要素の結合統一の意を表わす。「汎アメリカ会議」「汎スラブ主義」など。〔新らしい言葉字引(1918)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android