生没年不詳。江戸初期の航海学者、技術者。肥後(熊本県)の菊池氏の出身。長崎の住人。通称は与右衛門入道。来日したポルトガル人航海家マノエル・ゴンザロManuel Gonzaloから航海術を学び、1616年(元和2)ルソン島へ実地航海して技術を体得し、1618年『元和航海記(げんなこうかいき)』とよばれる無題書(現在京都大学図書館蔵)を著して、東南アジアへの航海に必要な天文、気象、海況の観測心得を、その測定装置の図解とともに説いた。1636年(寛永13)金山排水法とからくりを応用し、長崎港沖の沈没ポルトガル船から積み荷の銀600貫(2250キログラム)の引き揚げに成功した。
[石山 洋]
(内田正男)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新