沃化銀(読み)ヨウカギン

デジタル大辞泉 「沃化銀」の意味・読み・例文・類語

ようか‐ぎん〔エウクワ‐〕【沃化銀】

硝酸銀水溶液沃化カリウムを加えて得られる黄色の粉末状の結晶。水にほとんど溶けない。光に当てると分解して黒変する。写真感光乳剤などに使用化学式AgI

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精選版 日本国語大辞典 「沃化銀」の意味・読み・例文・類語

ようか‐ぎんヨウクヮ‥【沃化銀】

  1. 〘 名詞 〙 黄色の微結晶粉末。化学式 AgI 感光性があり、光にあたると徐々に分解して、緑がかった灰黒色に変わる。水に溶けにくい。写真の感光乳剤や人工雨の凝結核などに利用される。〔通俗写真薬品解説(1920)〕

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