沖縄相撲(読み)おきなわすもう

百科事典マイペディア 「沖縄相撲」の意味・わかりやすい解説

沖縄相撲【おきなわすもう】

琉球文化圏において行われる相撲。〈シマ〉と呼ばれる。土俵をもたないこと,がっぷり組んでから始めることが特徴。この点では日本本土の大相撲よりも朝鮮半島シルムに近い。土俵がないため,勝負はもっぱら投げによるが,手や膝(ひざ)がついた程度では負けとならない。背中を地につけるように投げて初めて勝ちとなる。日本本土でも土俵が出現する江戸時代までは,投げによる相撲であった。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android