沖膾(読み)オキナマス

デジタル大辞泉 「沖膾」の意味・読み・例文・類語

おき‐なます【沖×膾】

沖でとった魚を船中ですぐになますに作ったもの。また、それをまねた料理 夏》はらわたの塵を洗はん―/子規

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精選版 日本国語大辞典 「沖膾」の意味・読み・例文・類語

おき‐なます【沖膾・沖鱠】

  1. 〘 名詞 〙 沖で捕った魚を、すぐに舟でなますにして食べる料理。また、その食べ方。あるいは、それをまねた料理。《 季語・夏 》 〔料理物語(1643)〕
    1. [初出の実例]「沖膾箸の雫や淡路嶋〈言水〉」(出典:俳諧・江戸蛇之鮓(1679)夏)

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「沖膾」の解説

おきなます【沖膾】

①沖で釣れた魚を船中でなますにしたもの。
②新鮮な生の魚を三枚におろして包丁で細かくたたき、ねぎ・しょうが・しそ・にんにく・みょうがなどを混ぜ合わせた料理。合わせ酢・しょうゆみそなどを加えて作るものもある。◇漁師が沖の船上で作ったことから。「たたきなます」ともいう。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

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